エッセイドンキーマカセ

エッセイドンキーマカセ

(131)-(486)


◎開発者T氏の現状

①彼は、現場での指揮官の経験をするはずが、なぜか経営トップの虎の威を借りる権力者になり、

工場の現場を混乱に陥れる、好ましくない現象を招いたのです。

②しかも、工場の最高責任者でも反論できない、正論をぶち上げるのです。

③これは、工場の製造現場を乱すだけでなく、商品出荷にも支障をきたす大問題もはせいする始末です。

④それでも、彼は、正論を曲げず、すなわち、2級品まがいの商品を市場に出荷することなど、容認できないと。

さすがに工場は、困り果てる。

それは、納期が、明日でしかも遠隔地のため、今日の午後に出発しないと、明日の朝には、現場に出荷できないのだと。

⑤それでも、正論を曲げず、営業は全国の営業の倉庫に必要な商品が在庫際してあるかの問い合わせで、

日々の営業活動はストップです。

まさに、混乱の源泉を作り出しているのです。

⑥さすがに、営業も。工場も、経営トップに直訴して、この状況の改善を要請したのです。

勿論、彼の正論は、理解できるが、現実の問題の解決には正論の修正を要請するしか?

万一のクレームの際は、工場長が責任を負うと言明し、開発者T氏の面目をつぶさずに、商品出荷の便法を

要請したのです。

⑦これには、経営トップとしても正論は、否定できないが、現場の事情を考慮すると、会社の信用問題までも波及する

現実です。

⑧これは、見逃せず、まずは、納品、そのあとに関しては、事後処理します。

⑨このような騒動が頻繁に起きると、営業は商品を売るのが仕事ですが、クレーム処理に時間を取れる始末です。

⑩そこで、経営トップは、2年間の現場派遣を、きゅきょう1年にして、かつ品質管理でも、商品出荷に関しては、品管の責任の除外を

しての業務に改めたのです。

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